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世界のバレンタインデー事情<アジア編>

2月14日と言えば、世界各地で愛の誓いの日とされていることが多く、日本では女性から男性へチョコレートをあげることが長らく習慣化してきましたが、義理チョコの自粛や禁止を促す企業の増加、現代の10代から20代の半数以上がバレンタインを意識していないという調査結果もあるようです。
そこで今回は、アジアの様々な国によっての文化に関する調査結果をご紹介します。
そろそろ、バレンタインは女性から男性にチョコを送るものというイメージを変えてみても良いのかも知れません。

バレンタインデーにおける、
アジアの様々な国によっての文化

1. 14日は毎月お祝い
日本のお隣の韓国は、日本同様に女性から見た目の可愛らしいチョコレートなどを彼氏や好きな人に渡すのが、一般的なスタイルということですが、チョコ以外にも服や香水などのプレゼントを渡す女性も多いそうです。
さらに韓国では、毎月14日は恋愛に関する記念日があり、3月14日のホワイトデー以外にも、4月14日は、彼女のいない人たち同士で黒い服を着て、黒いジャージャー麺のような料理を食べながらお互いを励まし合う「ブラックデー」とか。
6月14日は、恋人同士が公にキスをする事ができる日、11月14日はカップルで映画を観ながらオレンジジュースを飲む日などなど色々な記念日があるそうです。
2. 男性が女性に尽くす国
ベトナムでは、バレンタインデーは男性が女性に尽くす日となっています。
実は、ベトナムではバレンタインデー以外にも男性が女性にお花を渡す日が他に3回もあり、「国際婦人の日」、「ベトナム婦人の日」、そして「クリスマス」と1年間で計4回花を贈りますが、日本で言うところのホワイトデーなどのお返し日は特にないそうです。
そして、バレンタインデー恒例の光景が、もともとバイクの交通量が多い国ですが、バレンタインデーになるとデートスポット周辺の道の渋滞がすごいことになるようです。
3. バラの数に意味を込めて
台湾のバレンタインデーは、男女関係なく、あげたい人にチョコなどを渡すのが一般的だそうですが、義理チョコの慣習はなく、カップルはディナーに行って祝うようです。
男性からのプレゼントはバラの花束が多く、バレンタインの時期には道端で花を売る人も増えるそうです。
そして、旧暦に従って7月7日は、「情人節」と呼ばれ、2度目のバレンタインデーとして祝われているそうです。
特に情人節の日には、プロポーズをする男性が多く、贈るバラの本数によって、花言葉のように意味が変わり、11本だと「一番好き」、108本だと「結婚して下さい」という意味になるそうです。
4. いろんな意味で特別な日
タイでも、バレンタインデーはかなり大事な日として盛大に祝われます。
男性から女性に何かしら渡すのが主流で、バラの花束がやはり人気のようです。
赤いバラの他にも、純愛を意味する白いバラ、ロマンチックな愛を意味するピンクのバラもよく贈られるそうです。
愛の日であるバレンタインデーに入籍をするカップルも多く、そして若者の間では、バレンタインデーはもう一つ大切なことをする日で、それは、なんと初体験を済ませる日とする人も多いそうです。
人生で一度しかない大事な日だからこそ、バレンタインデーまで待つというロマンチックなカップルもいるようです。
5. 宗教は大事だけど楽しみたい気持ちも
インドは、多宗教国として信仰深い国民が多い国ですが、国民の8割以上がヒンドゥー教で、結婚前の恋人たちが公の場でイチャイチャするのは、あまり認められていません。
とはいえグローバル化が進むにつれて、インドにもバレンタインデーの習慣が入ってきていて、少しずつ恋愛結婚が認められてきた中高階層の若者によって祝われることが多いようです。
インドでもプレゼントを贈るのは男性からで、バレンタインの前の12日はキスデー、13日はハグデーとされている一方で、バレンタイン後にはアンチバレンタインウィークがあり、21日は別れの日とされているそうです。

まとめ自虐的なものから、深いものまで、愛の日にまつわるアジア諸国の文化をご紹介させて頂きました。
国によって、宗教上の理由があったり、価値観の違いなどが出ているようですが、様々な国で「愛の日」が祝われているようです。
イスラム圏では、バレンタインはキリスト教の文化だとして禁じられている国もあったり、某国ではバレンタインを祝ったら死刑もあり得るという厳しいルールの国もあるようですが、日本のバレンタインデーが、世界の国々の良いものに学んで、よりハッピーな記念日になり、より素晴らしい文化に成長していくことを願いたいものです。