<< イタリア紀行25 >>
Le Club de Tokyoソムリエ 泉澤 進也
こんにちは、Le Club de Tokyoの泉澤です。
とても親切にしてくれたルチアーノさんを後にして坂道を下ります。
マナローラまで戻り、丘の上のレストランで最高の景色を見ながら軽く食事。
タコのカルパッチョやまたまたイワシのマリネ、カッポン・マーグロ、ムール貝など前菜ばかりの美味しい魚介と地元の白ワインを堪能。
食後に幻のワイン「シャケトラ」を楽しんでからまた愛の小道を歩きます。
ちなみに、シャケトラとは
「シャッケ=回す」、「トラック=摘み取る」というこの地方の言葉に由来しているそうです。
愛の小道。ほのぼのと、やっぱりいいなと思いながら戻ります。
愛の小道は2012年に土砂災害があり、12年かけて復旧したそうです。
以前あった壁の落書きや愛の小道の像はなくなってしまったようでなんだか寂しいですね。
今では入場料もかかるし、マナローラ側は出口だけとして使われているそうです。
愛の小道を歩き、リオマッジョーレへ。ここからラ・スペツィアまでは電車で戻ります。
ホテルで休み、ここから近いワイナリー「ルナエ」を目指します。
ホテルの女性が連絡をしてくれ、予約をしてから向かいます。
ルナエはオーナーのパオロが1966年に設立したワイナリー。
ルナエとはラテン語の「月」に由来する名前で、古代ローマ時代にあった地元の伝説の町「ルーナ」を思い浮かべ自分のワイナリーにも同じ意味をもつルナエと名付けたそうです。
ルナエに着くとワイナリーの当主パオロが迎えてくれましたが男ばかりでいったからか、
「なんだ女性はいないのか」って、、エロオヤジ。(笑)
でも、地元産の食材で作った料理を出してくれて食事をしながら一緒にテイスティングの時間を設けてもらい、とても丁寧にワインの説明をしてくれます。
何ヶ所かある畑の中から、大理石で出来ているという山のぶどう畑への案内をしてくれたりとおもてなしが嬉しい素敵なオヤジ。
畑からワイナリーに戻ると、代々伝わるレシピに基づいて造られているという、ハーブや果物を使っているリキュールまでのませてもらいました。
長い時間の案内で色んな話をしてくれましたが、
「ワインよりも大切なものは、それは女性だ!」
って、やっぱり最後までエロオヤジでした。(笑)
ルナエでは白ワインが有名です。土地柄トスカーナワインとも似てきます。
ルクラにも美味しいトスカーナの白ワインがありますよ!
とても素敵な町を巡り、素敵な出会いを重ねて一度ウディネに帰ります。