<< イタリア紀行26 >>
Le Club de Tokyoソムリエ 泉澤 進也
こんにちは。ル・クラブ・ドゥ・トウキョウのソムリエ泉澤です。
ウディネから約3時間かけて、今度は、エミリア・ロマーニャ州へ向かいます。
イタリア北東部に位置するこちらの州都はボローニャです。
よくパスタで聞くボロネーゼ。それですね。
車が好きな方なら憧れのフェラーリやランボルギーニなどが本社を置く自動車産業の中心地として有名な州です。バイク好きでしたらドゥカティ博物館もあります。
そして「美食の町」ボローニャ、パルマ、モデナからフランスへつながる美食街道。
さて、ボローニャ観光。ボローニャには歴史的な塔がいくつもありますが、その中で最も高いのがアシネッリの塔とそのすぐ近くにある高さ半分くらいのガリセンダの塔。
この2つの塔が「2つの塔」「ボローニャの斜塔」と呼ばれる有名な塔ですね。
特に最も高いアシネッリの塔では、約500段の螺旋階段を上ると素晴らしい眺めの頂上に着きますので機会がありましたら頑張って上るだけの価値が十分あると思います。
でも、今は突然の倒壊の可能性があるとかで入れないかもしれません。
メイン広場のマッジョーレ広場にはカフェなども立ち並びますので休憩もできますが、真っ白の裸のネプチューンの噴水は見ておいたほうがいいですよ。
南へ進むと「サンペトローニオ聖堂」があります。
下側半分くらいが大理石で造られていますが、まだ半分は未完成のままでした。今でもきっと変わってないと思いますが、、
中に入ると床の大理石にはめこまれた長さ67メートルのカッシーニの日時計は必見です!
行っていませんが若き頃のミケランジェロの彫刻が飾られている教会もあるとか。
こちらも行けませんでしたが、ヨーロッパ最古の大学と名を馳せるボローニャ大学もあります。
観光も大事ですが、ソムリエなので「美食の町」として知られるボローニャの話を。(笑)
モルタデッラ、生ハムなどの加工品が有名ですが、やっぱり先ほど冒頭で触れました「ボロネーゼ」が有名です。
ラグー・アッラ・ボロネーゼ。
しかも、ラグー・アッラ・ボロネーゼは使われる材料まで決められているとか。
ちなみにラグーとは煮込み全般を指す言葉。
ボローニャでのボロネーゼはタリアテッレという卵入りの平打ちパスタじゃなきゃだめとか。
あとで知ったんですけど。(笑)
美食の町に来たんだからもちろんレストランへ
ワインはランブルスコ。エミリア・ロマーニャで造られる赤ワインのシュワシュワです。
まず、山盛りに出てきたパンが美味しい!
生ハムを頼んだらクレシェンティーネっていう小さな揚げパンがついてきましたが、これおいしい。
定番?のボロネーゼはもちろん食べます!
セージバターソースの詰め物パスタのトルテッリーニも忘れずに食べましょう、ボリューミーなラザニア。
中でも、コトレッタアッラボロネーゼっていうカツレツ。
ハム、チーズで作られるボローニャ風ヘビー級カツレツも美味しかった。
バター、生クリームなどをたっぷりと使った重厚な料理が多いですね。
ダイエット中の方は美味しいからって食べ過ぎ注意ですよ。
続きはワインの話とワイナリー、他の町は書けたら。
それでは、ルクラで素敵な女の子と美味しいパスタを!
ワインも!!