＜＜ 映画の中のワイン・第102章 ＞＞

こんにちは。六本木クラブチックの平野です。

映画「スミオの話をしよう」を観ました。
三谷幸喜が脚本と監督を務める最新作で「記憶にございません」以来5年ぶりです。

突然行方をくらませた大富豪の妻スミオ。
スミオの失踪を知り、夫が住む豪邸に集結したのは彼女を愛した5人の男たち。
彼らが語るスミオのイメージはそれぞれ。見た目も性格もまったく異なるものだった。一体スミオの正体とは？

ひとつの屋敷を舞台に三谷作品の真骨頂ともいえるサスペンス・コメディが繰り広げられています。
三谷監督は本作は「長澤まさみ作品」であると強調していて、脚本も長澤起用を念頭に置いた“あて書き”であると言っています。
また5人の元夫役を演じるキャストは遠藤憲一、松坂桃李、小林隆、西島秀俊、坂東彌十郎と個性派揃いです。

この作品は何も考えずに楽しめる作品になっています。まさに三谷ワールド。
この映画の中にはシャンパーニュのKrugやその他シャンパーニュが前半に、後半には世界中の人々がワインは知らなくても名前だけは知っているというあのロマネ・コンティまで登場します。
もうベタベタなアイテムを持ってきています。（笑）

まずKrugですが、故・エリザベス女王が若い頃に病気をして入院しましたが、その病院で隠れて飲んでいたのがこのkrugです。それだけ好きだったんですね。
その頃からKrug好きな人達をクリュギストと呼ばれるようになりました。

次に「ロマネ・コンティ」ですが、後半2本飲むシーンがありますが、もちろんコルクは開いていたのでさすがに中身は違うと思いますが、（Krugは抜染をしていたシーンがあったので本物だと思います）誰でも一生に一度は飲んでみたいフランス、ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ村の世界一高い赤ワインです。三谷幸喜らしいですね。

CLUB CHICKにもロマネ・コンティがありますのでぜひ飲んで下さい。（笑）
ラ・ターシュでもいいですよ。（笑）