<< 映画の中のワイン・第98章 >>
六本木クラブチックソムリエ 平野 光志
こんにちは。六本木クラブチックの平野です。
映画「基盤斬り」を観ました。第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した「ミッドナイトスワン」の草薙剛が、時代劇を初めて手掛ける「孤狼の血」の白石和彌監督と強力なタッグを実現、新境地を開いています。
共演は、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼と錚々たる豪華絢爛な顔ぶれが集結しました。
この作品は面白かったですね。
ちょっと早いですがこの作品も来年の日本アカデミー賞ノミネートは間違いないと思います。
もしアカデミー賞にノミネートされなくても、その他の章にはノミネートされるでしょうね。
いい時代劇でした。さてこの作品の中にはワインは出てきません。日本酒が出てきます。もちろん中身が何かは分かりません。とっくりから注ぐだけです。
チックでは獺祭純米大吟醸磨き二割三分がありますので、それをご紹介させて頂けたらと思います。
磨き二割三分は、23%(77%)という極限まで磨いた山田錦を使い、最高の純米大吟醸に挑戦しました。
華やかな上立ち香と口に含んだときのきれいな蜂蜜のような甘み。飲み込んだ後口は綺麗に切れていきながらも長く続く余韻があります。
また旭酒造はニューヨークのマンハッタンから北に2時間ほどハドソン川を北上したハイドパーク市に酒造を建設しました。
醸す酒のブランド名は「DASSAI BLUE」。2023年9月25日より、NYで発売開始しました。
「DASSAI BLUE」のコンセプトは日本のことわざ「青は藍より出でて藍より青し」に由来しており、「日本で造られるオリジナルの獺祭を超える」という想いからこの名前が当てられました。
造られる酒は最高級酒の純米大吟醸のみ、NYハドソンバレーの水と山田錦の米で醸します。
酒米は日本産の山田錦ですが、近い将来、米国産の山田錦も使用する予定だそうです。
近々、美女と一緒にクラブチックで「DASSAI BLUE」が飲める日が来るといいですね。(笑)