< 『バルバレスコ』〜イタリア紀行18〜 >
Le Club de Tokyoソムリエ 泉澤 進也
こんにちは。Le Club de Tokyo ソムリエの泉澤です。
トリノの市場で買ったたくさんのトマトを飲み物代わりに1時間位でアルバに着きました。
今ではブドウ畑の景観が世界遺産に登録されているランゲ地方の中心都市アルバ。
高級食材の白トリュフや、あまり知られていませんが桃が有名です。
アルバは小さい町ながら見応えのある教会が多く建ち並び、少し歩けば教会があります。
町の地下が地下遺跡になってると聞いていたので見に行って来ました。
リソルジメント広場からすぐ近くの何気ない建物に入り階段を降り、何気ない扉を開けると石の壁が連なる地下遺跡が広がります。ただ中世の面影が残る遺跡とはいえ、広場の地下にある遺跡も初めて見ましたしこんなに大きな遺跡が残っていること自体が不思議な場所です。
サンロレンツォ大聖堂のプラネタリウムの様な印象的な天井画をはじめに、きれいな天井画の教会が多くありましたね。
サンジョゼッペ教会の中に塔があり、上まで上がれますが薄っぺらくて壊れそうな階段をあがるのでかなりドキドキ感を楽しめますので気になる方は是非。
ただ展望台まであがっても茶色に統一されている屋根ばかりしか見れないので楽しくはありません・・・。
さて、目的のワイン巡りのためにアルバを出ます。
まずはバルバレスコへ行く事にしましたがバスが3日に一回位しかないとの事で車を借りて出発です。
15分くらいで、あっという間に着きました。
町(村?)の入口に教会、少し歩くとバルバレスコタワーがあるのでまた上まで行ってみると、こちらの塔から見える景色は素晴らしい!
後に世界遺産に登録されるバルバレスコのブドウ畑が目の前に広がり、まさに絶景。
バルバレスコでの1番の目的地ガイヤ(日本ではガヤと呼ぶ人多い)
「え?ここ?」と思うほど、歩いていたらすぐに見つかりました。
外から見ただけの印象は、薄ピンクの壁に小さな看板でワイナリーっぽくない。
ただ、残念なことにシャッターが閉じていて訪問できませんでした。
ガイヤに会えないならと、ブルーノ・ジャコーザのワイナリーがあるネイヴェに向かいます。
町の人情報でネイヴェに着いたらすぐわかるよって言われていたのに「ジャコーザ」が2つあり、先に見つけたジャコーザは違うとこ。迷う。
ネイヴェの大きな通り沿いに石造りのカチッとした感じのワイナリー・ブルーノ・ジャコーザに着きました。
ここで見たものや聞いた話は今でも鮮明に覚えているほど。
次回は、その大切な思い出を中心に。