<< オトラント・トラブル編 〜イタリア紀行13〜 >>
Le Club de Tokyoソムリエ 泉澤 進也
こんにちは。Le Club de Tokyo ソムリエの泉澤です。
前回の続きになります。イタリア半島の最東端に位置し「イタリアの太陽が生まれる町」とも呼ばれているオトラントから。
この町の海はバンディエラブルーの称号を得るほどですので透明で深くまで透き通るほど。
きれいな海を見ながらカフェで一休み。
少し歩くと観光名所の崖があるんですが、そこからのぞきこむ海が透明すぎて吸い込まれそうで怖いです。(汗)
そんなきれいな海もそうですが、正式名を「サンタ マリア アヌンツィアータ大聖堂」オトラント大聖堂と呼ばれるこちらはぜひ見に行ってほしいです。
この聖堂は床一面を覆うヨーロッパ最大とも言われるモザイク画が有名で、十字架の形に敷き詰められ 生命の樹と呼ばれる大樹を軸に描かれながら様々なモチーフになぞられていて、アダムとイヴやノアの方舟、12星座など色々。
1つずつ見て行きたいのですが時間がかかりすぎますのでほどほどにします。
礼拝堂には壁にぎっしりと遺骨。ここは寒気がしますのでおすすめしません。
地下聖堂はたくさんの柱がアーチを作る空間で、世界各地から集められた柱の装飾スタイルがそれぞれ異なり、東洋と西洋の宗教感を合わせるような偉大なテーマがあるようです。必見!
写真を撮っていたらピエロみたいなのがピョンっと入ってきて「勝手に撮るな。金払え」と訳もわからないいいがかりでピエロにお小遣いをあげる羽目になったり。
お小遣いをあげたためにピエロはつぎのチャンスを狙ってか着いてきます。
皆さんピエロには気を付けましょう。
時間があるので観光もそこそこに来たときと同じルートでレッチェまで帰ることにしました。
が、マリエでの乗り換え電車がなかなか来ません。待っても何もアナウンスすらありません。
駅員さんらしい人を見つけて聞いてみると「もう今日は走らない」と。
え?ストライキでした。
こうなってしまうともうどうしようもないので、とりあえずマリエで宿を探すも見つからないし、雨は降ってくるしでしょうがないので駅に戻り雨をしのぎながらそのまま野宿です。。
翌日には電車が動きましたので、レッチェで荷物を受け取りバーリのホテルへ。
マリエでのトラブルがなければカステル・デル・モンテも見に行く予定でしたから残念です。
ただ、今でも思い出すくらいいい思い出ではありますが。
プーリアの旅はここまでで、次はこのまま南イタリアをまわって行きます。
バーリから次はバジリカータ州のマテーラへ