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Le Club de Tokyoソムリエ 泉澤 進也
こんにちは。Le Club de Tokyo ソムリエの泉澤です。
プーリア旅・続編です。何だかんだと迷いながらもプーリア州の南部、サレント半島最大の都市レッツェに着きました。
まず、ここの第一印象は以前シチリアの話を書きましたが、タオルミーナに似てるなーと。
街のみんなに余裕があるからか慣れてるからなのか、みんなが親切でたくさん話しかけてくれます。
「あそこは絶対に見ていきなさい」、「あれは絶対に食べなさい」って感じに田舎のおじいさん、おばあさんみたいな感じです。
ここも高級避暑地として知られる街だからか、遅くまでやってる店も多く、夜道も明るいので普通ならあまり人がいないはずの時間でも出歩いてる人がたくさんいるくらい安全な街です。
あまり南イタリアでは夜遅くに飲みに行くことがなかったので新鮮でしたね。
それでも暗い所こや路地は危険な事があるかもなのでお気をつけて下さい。
南イタリアのフィレンツェと称されるレッツェは壮大に飾られた教会や聖堂、家までもバロック彫刻で飾られるほどの優雅な町並みで、特にサンタクローチェ聖堂はレッツェバロックの宝石として知られ必ず訪れたほうがいいでしょう。
街の名前でもあるレッツェ大聖堂はとても細かな彫刻で贅沢なつくりで祭壇や地下聖堂は特筆もの。そして大きな敷地内にはなんかの学校があります。
街の中心地にあたるサントロンツォ広場の周りにはカフェやレストランが立ち並び、どのお店でも名物アーモンドミルク入りの"カフェ·レッツェーゼ"があります。これ美味しい!
あと、氷を入れたエスプレッソ。時間がない人が飲むと聞きましたが誰も飲んでない。イタリア人はみんな時間あるんですね(笑)
レッツェでもワイナリーを教えてもらい、車で20分位の街サリーチェ・サレンティーノにあるレオーネ・デ・カストリスに行ってきました。
街の真ん中にある巨大なワイナリーで高い壁がワイナリーを囲んでいるんですが、ほんとに広い敷地で街全体がワイナリーかと思うほどの広さなので移動するにも車やらカートを使いながら説明を受けるほど。
ちなみにブドウ畑、オリーブ畑は途方もない大きさでした。
ワインの説明は奥様がしてくれることになりましたが、1665年設立されたプーリア最古のワイナリーでイタリアで初めてロゼワインを造った歴史を説明していただきましたがワインの説明は特にありませんでしたが、食事も一緒に提供してくれてワインを一緒に楽しませてくれました!
レッツェに戻り、ここからイタリア最東端の街オトラントへ向かいます。
オトラントは近いので日帰りで十分だという話になり、荷物はレッツェに預けて行くことに。
レッツェの駅でオトラント行きの電車を聞いたのに、これが間違えていて危うく違うところに行くところでしたが地元の人が教えてくれて無事に電車に乗り、途中乗り換えのためマーリエでかなり待ちながらもオトラントに着きました。
美しい海をもつ海岸に与えられる称号"バンディエラ・ブルー"を持った街。
イタリアの美しい村100選にも選ばれている旧市街。
ご紹介したいことが多すぎて予告のトラブル話までたどり着けませんでした。次回は、オトラントからのトラブルをお届けします。