イタリア最小の州

こんにちは、ル・クラブ・ドゥ・トウキョウの泉澤です。今回はイタリア北西部にありスイス、フランスと面しているヴァッレ・ダオスタ州のお話です。長年フランス領だったこともあり、フランスの影響が強く残るこの地域ではイタリア語とフランス語が話されていたり、ワインのエチケットにも見てとれます。モンブラン、マッターホルン、モンテローザなど有名な険しい山々に囲まれた山岳地帯にあり、ローマ帝国時代に作られた遺跡が今も残り、見処もたくさんある地域。

その州都はアルプスのローマと呼ばれるアオスタ。
アオスタは城壁に囲まれた都市なので城壁に沿ってたくさんの塔などがあり、くるくる丸めたピザを片手に散歩もいいですね。ここにも教会や大聖堂などがありますが、見た目は華やかではなくだいぶ質素な造りが多いです。

ヴァッレ・ダオスタといえば山の景色が見処ですね。アオスタから電車でプレサンディティエールの近くの温泉施設は長く過ごすことも出来ますし、温まりながら素晴らしい眺めも楽しめます。
山々に囲まれた地域ですのでスキーや登山が盛んですが、数ヶ所から出ているロープウェーからの景色もオススメです。
結構高いので恐いです。展望台についたら、景色、食事、お土産と楽しみましょう。

食事も体を温めてくれるようなものが多く、フォンティーナチーズを使ったチーズフォンデュやスープ、煮込み料理などがたくさんあります。

ワイン産地としてもヨーロッパで最も標高の高い産地として知られ、900m〜1300mという高い場所でぶどうが育てられますが、このような標高でも積もった雪が鏡のように光を反射しぶどうが育つそうです。

赤ワインでは、「ピコテンドロ」と呼ばれるネッビオーロのシノニムからとても優美なワインも作られ、肉料理をたくさん食べるこの地の人々はいつも赤ワインばかり飲んでいました。

白ワインではミュスカから作られるシャンバーヴミュスカ。
マスカットのような香りとゲヴェルツトラミネールを思わせるスパイシーなニュアンスも感じられます。

当店にも、ゲヴェルツトラミネールのワインをご用意しておりますので、その甘美な味わいを女性たちと一緒にお楽しみください！