映画の中のビール・2022夏編

六本木クラブチックソムリエ 平野 光志

映画『トップガン マーヴェリック』と『死刑にいたる病』を観ました。

まず、『トップガン マーヴェリック』ですが、監督はジョセフ・コシンスキー。出演はトム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリーほかです。

とにかく面白い、ザ・ハリウッドと言った映画ですね。ＩＭＡＸカメラを機内に搭載し撮影をしています。
究極のスカイアクションです。
トム・クルーズは、今でもトップスターですね。この映画の前作は1986年です。
その時に出てくるビールはバドワイザーの瓶でしたが、今回も瓶ビールが出ていました。
銘柄はよく見えませんでしたが前作と同じバドワイザーではないかと思います。

バドワイザーはアメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスに本社を持つアンハイザー・ブッシュ社が生産・販売をしています。
バドワイザーの名称は、中世以来ビールの名産地として知られるボヘミア地方のブドヴァイス（Ｂｕｄｗｅｉｓ、現在はチェコのチェスケ―・ブジェヨヴィツェ市）にちなんだものですが、「バドワイザー」の名称使用をめぐってチェコの生産者団体との間で長い争いがあります。

次に『死刑にいたる病』ですが、原作は櫛木理宇、監督は白石和彌です。出演は阿部サダヲ、岡田健史ほか。阿部サダヲは、白石監督の「彼女がその名を知らない鳥たち」（2017年）にも出演していて、その時は善人キャラですが、この作品では普段は社交的で周囲に好かれる善人のパン屋で、裏の顔はまじめそうな高校生の男女ばかりをねらう殺人鬼です。
善人なら「夢売る二人」（西川美和監督）、悪人なら「ＭＯＴＨＥＲ」（大森立嗣監督）のようにどちらかに過剰に振り切れる演技が多い印象がありましたが、本作では表の顔も裏の顔も、実に抑制が効いた演技が秘めた狂気を匂わせ、長い面会シーンも緊張感を持続させています。
いい役者です。

さて、この映画の中にもビールが登場します。日本のサッポロビールです。
ラベルに描かれた開拓使のマーク「北極星」は、サッポロビール伝統のシンボルです。

暑い日本の夏はビールを飲む機会が増えますが、クラブチックは新アサヒスーパードライです。
発酵由来とホップの香りを感じる飲みごたえあるビールで、ぜひ美女と一緒に乾杯！！（笑）