映画の中のワイン・第７８章

映画『花束みたいな恋をした』を観ました。
監督は土井裕康、主演は菅田将暉と有村架純、坂本裕二のオリジナル脚本による恋愛映画で、主人公の男女による５年間の恋を描いています。

今、ロングランヒット中です。
しかし、菅田将暉はすごいですね。今年だけでも主演作が４本も公開される予定です。

６月公開の『キャラクター』（永井聡監督）では、殺人犯に人生を狂わされる漫画家を、１０月公開の『ＣＵＢＥ』（清水康彦監督）では、謎の立方体に閉じ込められた脱出劇を繰り広げるエンジニア役を、８月６日公開が決定している松竹100周年記念映画『キネマの神様』では、沢田研二が演じる主人公の若かりし頃を演じます。
そして先ほどの『花束みたいな恋をした』です。

カメレオン俳優と呼ばれ、幅広い役柄をこなすことができるので、主演オファーが絶えないですね。
今年は菅田将暉祭りでしょう。（笑）

さて、『花束みたいな恋をした』ですが、これが甘酸っぱいラブストーリーですね。
この映画を観ながら、すぐに頭に浮かんだのは、フランス、アルザス、レオン・マンバックの『ゲヴュルツトラミネール・フランクシュタイン』ですね。
まさに映画にぴったりのワインです。

フランスのエノログ協会（ワイン醸造技術者）会長アレックス・シェーファー氏は、このアルザスを代表する特級畑の虜になっている愛好家の一人で、アルザスの独立系ワイン生産者の組織へ公式にメッセージを寄せています。
「フランクシュタインは紛れもないアルザスの真のグランクリュである。その要因の一つは、本物のグラン・クリュ・テロワール、花崗岩の特徴的な土壌にあることは間違いない。
しかし、もう一方で忘れてはならないのが、この特級畑のポテンシャルを信じ、たゆまぬ努力を続けてきた平均年齢45歳の生産者たち、彼らの偉大な功績だ。
ゲヴュルツトラミネールは非常にスパイシーな風味、胡椒のニュアンスも感じられる。
このフランクシュタインの真価を味わうためには、私たちは4〜5年ほど待つ必要がある。」と寄せています。

この映画を観たらこのワインが飲みたくなると思いますので、観覧後はぜひクラブチックで美女と一緒にどうぞ！（笑）