“チック印”のシャンパーニュ登場!?
六本木クラブチック
ソムリエ 平野 光志
『アンリ・ジロー』の特別オファーにより、この度、クラブチックのロゴを刻印した特別ボトルをご用意させて頂くことになりました。
皆様に実物をお披露目できるのは、5月中旬以降の予定となっておりますので、もう少しだけお待ち下さい!
さて、「アンリ・ジロー・フュ・ド・シェーヌとは何?」と思われている方もいらっしゃると思いますので、少し詳しく説明させて頂きます。
アンリ・ジローの歴史は、17世紀初頭に遡ります。
ルイ13世統治下の1625年、創業者のフランソワ・エマールがシャンパーニュ地方でも良質なブドウの産地として有名なアイ村に畑を手に入れました。
これが、現在のアンリ・ジローのシャンパーニュが高い評価を受ける大きな理由となります。
しかし、現在のような評価を受けるシャンパーニュを造るようになるまでの道は、決して平坦なものではありませんでした。
20世紀の始めの頃、マルヌの戦いに騎兵として参加していたレオン・ジローが、シャンパーニュ造りに愛情と情熱を持っていた人間で、当時、フィロキセラにより壊滅状態にあったブドウ畑を、彼自身の研究と絶え間ない努力によって復興させました。
それは、特定のアメリカの苗木を接木するという、当時としては最先端の技術でした。
そして現在、12代目のアンリ・ジローは、彼の精神を受け継ぎ、シャンパーニュの更なる向上を目指しています。
繊細にして芳醇、奥深さと複雑性を兼ね備えているアンリ・ジロー。
一流老舗メゾンが集まるアイ村に本拠地を置き、ブドウ本来のポテンシャルを大切にするシャンパーニュ造りを心掛けています。
その唯一無二の味を支えているのは、なんといっても良質のブドウにあります。
アンリ・ジローがアイ村に所有するブドウ畑は約8haで、それらすべてはグラン・クリュに格付けされています。
栽培されるブドウの種類は、ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。
ブドウ本来のピュアな味わいを活かして、今も頑固なまでに守り続ける伝統製法です。
次回、さらに続編で・・・!(笑)