ビスポークスタイル・シャンパーニュ

今も昔も、世の中にはたくさんの高級車と言われる自動車がありますが、その中でも最高級の代名詞として語られることの多い、『ロールス・ロイス』と『ベントレー』。

「世界最高の後部座席に座る車（ショーファードリブン）」と呼ばれるロールス・ロイスと双璧をなし、世界最高の「運転席に座る車（ドライバーズカー）」と呼ばれる『ベントレー』ですが、そのベントレーは、1919年にロンドンで産声を上げたプロトタイプ１号車から、いま現在、世界中で愛用されている最高にパワフルで優美なクルマまで、ラグジュアリーカーの姿を発展させ、昨年2019年に100周年を迎えました。

この100周年を記念し、『コント・ド・ダンピエール』より、「ベントレー・100周年アニバーサリー・キュヴェ・リミテッドエディション」が、リリース！

このシャンパーニュは、珠玉の特級畑と１級畑から選ばれたピノ・ノワールとシャルドネを用い、ベントレーとの幾度もの協議の末に生み出された“ビスポークスタイル”で開発されたと言える逸品です。

ぶどうはグラン・クリュのピノ・ノワール65％（ブジー、アンボネ、ヴェルズネ、トゥール・シュール・マルス）とプルミエ・クリュのシャルドネ35％（トレパイユ、マルイユ・シュール・アイ、グローヴ）という、ブラン・ド・ブランを３種類もラインナップしているコント・ド・ダンピエールとしては、珍しい品種構成で、瓶内熟成期間は24ヶ月。

マロラクティック発酵をしていないこともあって、軽快なシャンパーニュとなっています。

ベントレーは、1920年代のル・マン24時間レースにおける鮮やかな4連勝、元首の公務専用車として史上初という栄誉、さらに限定仕様モデルの職人技や希少価値に至るまで、伝統を受け継ぎ、力強さとエレガンスを備えた、ラグジュアリーなクルマ作りが脈々と受け継がれています。

一方のダンピエールの家系もフランス最古の貴族の家系といえるほど長い歴史を持ちます。
1278年から現在のオランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にあったフランドル地域を統治し、シャンパーニュ地方のランスも管理していたギー・ド・ダンピエールが、ダンピエール家の祖先。

700年以上シャンパーニュ地方との関係があったダンピエール家は、シャンパーニュ地方にてシャンパーニュの造り手、栽培家と深いつながりを持つボワソ家との婚姻をきっかけに、シャンパーニュ造りのノウハウを手にします。

以来、シャンパーニュ造りに関わっていたダンピエール家は、前当主、オドワン・ド・ダンピエールの時代に、ダンピエール家の来賓用のシャンパーニュとして、家名を冠したシャンパーニュメゾンを設立。

映画『大統領の料理人』で語られるほどの食通で知られたミッテラン元仏大統領が、このシャンパーニュをいたく気に入り、大統領自らオドワンへ直接電話を掛け、シャンパーニュへの思いを語り、大統領官邸であるエリゼ宮へ納入するように要請したという逸話も残されています。

その後、首相官邸であるマティニョン館や国会、世界中のフランス大使館でも使われるようになり、ロンドンのハロッズの「10本のプレスティージュシャンパーニュ」に選出。

パリの「ラセール」、「ミシェル・ロスタ」、「ギ・サヴォワ」、「ル・ジョルジュ・サンク」、1992年度世界最優秀ソムリエ「ビストロ・デュ・ソムリエ・フィリップ・フォール・ブラック」。
シャンパーニュ地方の5つ星「ホテルレ・クレイエール」、「オー・クロコディル」、「ピエール・ガニャール」。
ロンドン「スケッチ」、香港「マンダリン・オリエンタル」、イタリアの5つ星ホテル「ハスラー」、「グランドホテル・ヴィラデステ」、日本の「鮨よしたけ」などなど、世界中の名店でオンリストされているメゾンです。

イギリスとフランスを代表する名門であるベントレーとダンピエールが世界観を共有して、満足感、納得感のあるアニバーサリーアイテムに仕上げた至高の１本をぜひ皆様もお楽しみ下さい！