映画の中のワイン・第７１章

第76回ヴェネツィア国際映画祭でオープニング作品に選出された『真実』を観ました。

是枝裕和監督、主演カトリーヌ・ドヌーヴ、共演はジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク、リュディヴィーヌ・サニエなどなど。

『万引き家族』でカンヌ国際映画賞最高賞（パルム・ドール）を受賞した後の初の国際共同作品です。

ストーリーは、世界中にその名を知られる国民的大女優ファビエンヌが自伝本『真実』を出版。

海外で脚本家として活躍している娘のリュミエール、テレビ俳優として人気の娘婿、その二人の娘シャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、彼女の公私にわたるすべてを把握する長年の秘書。

出版祝いを口実にファビエンヌを取り巻く家族が集まるが、全員の気がかりはただ一つ。
「いったい彼女は何を綴ったのか？」

そしてこの自伝に綴られた「嘘」と、綴られなかった「真実」が次第に母と娘の隠された愛憎渦巻く心の影を露にしていく・・・、といった内容です。

この映画は賛否両論に分かれると思います。私個人としては好きな映画になりますが・・・、さて、この映画の中には多くのワインが出てきますが、特に赤ワインですね。

その中でも気になったのが、ボルドーの赤ワインです。
カトリーヌ・ドヌーヴがわざわざエチケットをカメラ目線に向けてグラスに注いでいるので、スポンサーがいるのかなと思って観ていました。（笑）

そのワインですが、「Ｃｈａｔｅａｕ Ｑｕｉｎｔｕｓ（シャトー・クィントゥス）」です。

５大シャトーの名門、シャトー・オーブリオンの醸造を手掛けるサン・テミリオン最上のテロワールで造られた偉大なワインです。

クラレンス・ディロン家の５番目のワインとして2011年に初リリースされました。

シャトーの名はサン･テミリオンを開発した古代ローマ人に敬意を表し、彼らが５人目の子供をクィントゥスと呼んでいたことからそう名付けられました。

シャトー・オーブリオンの支配人を務めてきたジャン・テルマ氏自ら運営に加わり、栽培、醸造には最新技術を取り入れ、収穫はすべて手摘みで行い、ファーストヴィンテージでは全生産量の28％と厳しく制限することで、高品質を実現しています。

クラブチックにも少量入荷しています！
ぜひ、この機会に飲んでみてがいかがでしょうか。この機会を逃してしまうと、もしかして一生飲めないかも知れませんよ！（笑）